太秦からの映画便り

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映写室 「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」上映案内

映写室「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」上映案内    
 ―21世紀の利権争いは水― 

 <地球の水飢饉を訴える>、衝撃的なドキュメンタリーが上映中だ。20世紀が“石油戦争”の時代だとしたら、21世紀は“水戦争”の時代だとよく言われる。でも、日本に住んでいると、しかもこの数日の雨模様の中だと、水不足はぴんと来ない。この作品はそこの辺りを、地球規模で眺めて、論理的に解明していく。ドキュメンタリーと言うより、ちょっとシンポジウムのような作品だ。

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<地球のドキュメンタリー「アース」でも>、かってない日照りに苦しむ動物達が、存続の危機に瀕していた。人間だって動物だ。アフリカのように、今も水不足に苦しむ地方がたくさんあるが、2025年には地球上の全人口の3分の2が、水に対してストレスを感じるようになるという。何しろ水がなくては生きられない。二酸化炭素が引き起こす地球の温暖化は、人類にとってはまだどうやって生き延びるかの問題だけど、水危機は“生きれるかどうか”という極限にまで突き落とされるというわけだ。

<世界を見渡すと>、すでに水企業が存在して、開発途上国に水道事業の民営化を迫り、ウォールストリートは、淡水化技術と水の輸出計画に投資の狙いを定めている。そんな利権にブッシュ元大統領が絡んでいるって本当? 一方、軍の管理による水資源の発掘は、世界規模の“水戦争”を引き起こしそうな勢いなのだ。

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<日本には無縁だと思っていたものの>、食料自給率が40パーセントの日本は、海外から食糧に付属する形で、年間約640億トンの水が入ってきていることになると言う。これは、食料の自給率を支える日本の灌漑用水年間約570トンをゆうに超える。つまり今の私たちの暮らしは、外国の犠牲の上に成り立った快適さに過ぎない。実はこれには怖い視点があって、そんな形で入ってくる水の多くが汚染されていると言うのだ。水道の水がそのまま飲めるという、日本のような環境は中々ない。それも何時まで続く事か。先日のひどい黄砂のように、まだ化学物質が野放し状態の中国からは、黄砂、雨と一緒に汚染物質が飛んでくる。自国だけでは防ぎきれない汚染の浸透、水の安全性はどうやったら守れるのか。
 <ところで、国家目標のように自給率>を40パーセントから50パーセントに上げようと思ったら、140億トンの水が余分に必要になる。これは黒部ダム(保有水量2億トン)70基に相当する量だ。ダム建設が止まりつつある現在、水を賢く使う工夫がより大切になってきた。これが真夏で、瀬戸内地方等で時間給水が続く状態になったら、一気に身に迫ってくる話だ。絶対的な危機の前に、まだ手が打てるかもしれない。色々な角度から、水問題を考えようというドキュメンタリーです。(犬塚芳美)

この作品は、第七藝術劇場(06-6302-2073)で上映中
      後日、京都みなみ会館で上映
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