太秦からの映画便り

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映写室 「犬飼さんちの犬」小日向文世さん合同会見(前編)

映写室 「犬飼さんちの犬」小日向文世さん合同会見(前編)     
―和みの人、小日向さん主演作!―

 「犬飼さんちの犬」という何処か浮世離れした本作は、演技ではなく、演じる小日向文世さんがそのまま登場したような、小父さんと犬と家族とのホンワカとした物語です。実力派俳優のかもし出す優しさに癒されるか、サモエド犬の愛らしさに癒されるか、日本全国何処にでもありそうな、離れ小島の長閑な空気感に癒されるか、家族の形に癒されるか、癒されどころは人それぞれ。京都での映画撮影の合間を縫って行われた、小日向文世さんの合同会見の模様をお知らせしましょう。和みの世界を想像して下さい。

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(6月21日 大阪にて)

<その前に「犬飼さんちの犬」とはこんなお話> 
犬飼保さんは離れ小島のスーパーに単身赴任中で、ネットカメラを挟んで遠くの家族と夕食を擬似共有するのが一番の和みの時間だ。会社のオリジナル商品、島石鹸のトラブル処理の為1年ぶりに我が家に帰ってみると、そこには笑う犬「サモエド犬」のサモンがいた。保さんは大の犬嫌いなのに、お父さんに似ているからと、家族が勝手に飼い始めたらしい。サモンは書斎を我が物顔に占領して、本当の主の保さんは居場所がない。でもサモンの世話をするうちに…。


<小日向文世さん合同会見>
―和まされる作品でした。動物との共演は大変だと聞きますが、今回ご苦労された事は?
小日向文世さん(以下敬称略):共演での苦労ではないのですが、この作品は30分番組12本と本編を、去年の10月の半ば頃から1ヵ月半の間に詰めこんで同時に撮ったんです。凄いスケジュールで、休みは元旦と2日だけでした。それだけでも厳しいのに、僕がやった犬飼さんは出ずっぱなし。空き時間がないのに何時台本を覚えればいいのと言う世界で、この撮影中は平均睡眠時間が二時間から三時間位。体力勝負の仕事でした。移動の車の中で台本を開いても、気が付くと眠っていたほどです。でも犬が可愛いいんですよ。この子達に癒されて何とか乗り切れたようなものです。サモエド犬を始めて知ったのですが、この犬は性格が穏やかで、いつも笑っているような表情で、真っ白でふわふわ。見ているだけで癒されると言うか、可愛かったですね。うちにトイ・プードルがいるんですが、それなんて目じゃあないですよ。そんなだから犬との共演の苦労はなかったんです。この作品は犬嫌いの犬飼さんが成長していく物語だけれど、後になると犬飼さんの指示でサモンがお座りやお手とかするんですが、そのシーンは犬と出会ってから1ヵ月半後に撮ったので、僕らがもうすっかり仲良くなっていて、自然に出来ました。1発でオーケーでしたよ。

―サモンを大好きになって、きなことサモンを取り替えたいとは思いませんでしたか。
小日向:完成披露試写で3ヶ月ぶりにサモンに会ったら、本当にきなこより可愛いなあと思いました。ただ、「サモエド犬」のような大型犬を飼うのは実際のところ大変です。最初の頃の大きさのままならいいですけどね、あっという間に大きくなる。やっぱりたまに会うのがいいかもしれませんね。

―ワンちゃんだけでなく、小日向さんは実生活でも同じ年頃のお子さんがいらっしゃいます。物語と実生活とで重なるところは?
小日向:犬飼さんが久しぶりに家に帰って、自分の居場所がなくて疎外感を感じると言うのがありますが、僕もこんな仕事柄、子供のことは女房にまかせっきりです。たまに一緒に食事をすると、子供たちが女房に懐いていて、ちょっと寂しいですね。こんな事があったとか言う話も、僕がいるのに、僕にではなく、女房に向かってしているんですよ。犬飼さんのような疎外感を感じますね。忙しくても出来るだけ積極的に、子供との触れ合いや会話はしないといけないと思います。それは女房に対しても一緒かなあ。今京都に撮影に来ていて、この間も2日間休みがあったから東京に帰ろうと思ったら、女房が「帰ってこなくてもいい。せっかく京都に行ってるんだから、もっと京都を楽しんだら」というんですよ。これって帰ってくるなと言われているのか、言葉どおりに僕を気遣ってくれているのか、どっちなんだろうと考えました。(会場笑)そういうところも犬飼さんと一緒です。でもそういう風に思うのもありで、そういうのも夫婦かなあと大らかに受け止めるようにしている。元々僕は家が好きで、家でご飯を食べるのが大好きなんですよ。東京の仕事の時は必ず帰って家で食事をするんですが、そういうのもウザイのかなあ。女の人って、やっぱりよく言われるように「亭主丈夫で留守がいい」なんですかねえ?(会場含み笑い)小さい頃はくれたけど、この頃は父の日のプレゼントのないしなあ。そのくせ母の日は残っていますからね。

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©2011「犬飼さんちの犬」製作委員会

―実生活でも小日向さんはトイ・プードルを飼っているそうですが、犬を飼われていたことがプラスに働いたことは?
小日向:トイ・プードルを飼い始めたのは、子供が中学受験の為に塾に行きだして、学校から帰ると今度は塾で両方の宿題があるでしょう。僕らはもっとのんびりしていたのに、かわいそうですよ。ゆとり教育のせいで逆に個人でそうしないといけなくなったようなんです。だから子供の癒しの為に飼い始めたんですが。最初は僕の家もこの作品にちょっと似ています。僕はそんなに好きじゃあないのに、女房が勝手に犬を飼い始めたわけで、撮影が終わって家に帰ると犬がいました。きなこという(映画で有名になったきなこより先に命名との事)オスなんですが、女房を独占するんですよ。家でも女房の後を付いて回ります。夜も寝室の枕元に座って女房を守りますからね。僕の枕にウンチをつけたりの嫌がらせもありましたし、僕のベッドを占領したり、僕が寝起きをすると威嚇するように唸り声を上げたりもするんです。この家の主人は僕なのに、こいつは何なんだとちょっとむっとしました。最初の頃は僕ときなこを二人っきりにしないでくれと言っていたほどです。犬の扱いに慣れてなくて、おやつを上げると尻尾を振るから可愛くてもっと上げると、ワーッと言ったりして頭にきますしね。知らなかったけど、あまりベタベタしてはいけないんですよ。こちらが主人だというのを示すのも必要みたいです。おやつを上げるにしてもそれでちゃんと躾をしないといけない。

―撮影でサモンの匂いをつけて帰るときなこが嫉妬したりはなかったですか?
小日向:サモエド犬は元々匂いが薄いんです。匂いはつかないんじゃあないかなあ。それにきなこはオスですからね。女房が大事で僕のことはそんなに関心がない。メスなら又別でしょうが。
(明日に続く)

この作品は、6月25日からシネ・リーブル梅田、
京都みなみ会館、109シネマズ、HAT神戸 にて公開
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