太秦からの映画便り

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映写室 「ぼくたちは見たーガザ・サムニ家の子供たちー」上映案内

映写室 「ぼくたちは見たーガザ・サムニ家の子供たちー」上映案内
ー古居みずえ監督の新作ー

 <「ガーダ~パレスチナの詩~」で>、戦火の元で生きる一人の女性の目を通して、パレスチナの今を伝えた古居みずえ監督が、再び、バレスチナを舞台に現状を伝えています。古居監督は、1400人という犠牲者を出した、2008年末から2009年にかけての、イスラエルによる、パレスチナ・ガザ地区への攻撃直後に現地に入り、多くの子供たちが犠牲になっているのにショックを受けます。特にガザ・サムニ家の子供たちは、一度に一族が29人も殺されるという惨事を目撃し、心に深い傷を抱えていました。この作品ではあの爆撃で子供たちが何を見たのか、そしてその後どんな風に暮したのかを、子供たちの言葉と絵で探っていきます。

bokutatihamita-kan.jpg
 
 <古居監督は昔大病を患い>、自分の健康を取り戻すと共に、カメラを抱え、パレスチナへと行脚を始めました.小柄な体でどうしてここまで、危険な地にのめり込むのかと尋ねると、「理由は解からないけど、パレスチナが好きなんですねえ。イスラエルに囲い込まれるようにして不自由な暮らしをしながら、明るく逞しい人々を応援したいんです。報道にも偏重があり、強いイスラエルに押されて、高い塀に取り囲まれた狭い場所に押し込まれ、困窮を極めるパレスチナの情報が少ないので」と言われる。監督はいつも、センセーショナルに報道される裏側で、忘れられている弱者の暮らしを切り取ります。そんな中でも特に女性に惹かれるらしい。今度も、物言うような瞳を持つ少女がクローズアップされるけれど、強者と弱者があれば常に弱い方へと眼差しを向けるのが古居流。そんな監督に元気を貰ったのか、この少女も、一族が殺された様をリアルに描き、悲しみを伝えながら、何時しか未来への希望を語り始めました。次の世代の元気こそが世界を変える元。どんなに傷付こうと銃撃で土地が荒廃しようと、ここには確かに未来があります。

1081.jpg


 <驚くのが>、慈愛に満ちたパレスチナの大家族制度です。戦火に晒されてきたパレスチナには、戦争孤児も多いはずですが、ガザにはストリート・チルドレンがいません。親兄弟をなくしても、従兄弟、伯父さん叔母さん、お祖母さんと言った、大家族制度で支えて、子供を引き取り、家族の一員としてわけ隔てなく育てていくのです。貧しく、一個のパンも貴重な暮らしでも、その姿勢は崩れません。そこにも、3.11と言う未曾有の惨事を経験した私たちにとっても、大切な何かが隠されているのではないでしょうか。
 カメラワークも前作以上に果敢。伝えたいと言う思いに忠実に、行動力、技術共々前進し続ける古居監督の姿勢も、私たちを元気付けてくれます。(犬塚芳美)
 
   第七藝術劇場で上映中 10:45~より
              9月17日(土)~9月23日(金) 16:55~


   又、同時に、「ミラル」(紛争の地で生まれた感動的な実話を、
「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピントが、希望の象徴となるような少女を力演)も上映中。
 詳細は劇場(06-6302-2073)まで

  ※古居みずえ監督を迎えての「ぼくたちは見たーガザ・サムニ家の子供たちー」の公開記念トークが、
10月1日13:00より、こうべまちづくり会館であります。詳細は、元町映画館(078-366-2636)まで。
スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。