太秦からの映画便り

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映写室 「天から見れば」入江富美子監督インタビュー(前編)

映写室 「天から見れば」入江富美子監督インタビュー(前編)
―どうしても伝えたい想い―

  第七藝術劇場のあるビル、十三のサンポ―ドシティの5階に、この春シアターセブンがオープンしました。<文化と交流の場>を目指すここは、映像ホールとイベントホールを併せ持っています。丁度東日本大震災で日本が揺れた頃でもあり、原発映画特集、トークイベントと多くの人を集めてきました。今までも上映作品を何本か紹介しましたが、ここにいたり、新しい企画が始まります。
「感謝と希望が増えるムービーセレクションPART1」と題して、第1回目に選ばれたのが、今からご紹介する入江富美子監督。9月24日(土)から10月7日(金)の期間が入江富美子特集となります。メインになる新作の「天から見れば」だけでなく、前半は2007年の第1回監督作品「1/4の奇跡~本当のことだから~」が、後半は監督自身が被写体になった、村上和雄博士のドキュメンタリー「SWITCH」(鈴木七沖監督)が併映。小さなキラキラが周りに一杯ある入江富美子監督に、ご自身と新作についてお話いただきましょう。

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(9月13日 大阪にて)

<その前に「天から見れば」とは、こんなお話> 
主人公は口筆画家として活躍する南正文(まさのり)さん。少年時代に事故で両腕を無くしながら、同じように両腕を無くした大石順教尼に出会い、苦しい時代を乗り越えていきます口筆画家として歩みだす。そんな過去や日常と、絵画の数々や製作風景等が描かれます。


<入江富美子監督インタビュー>
入江富美子監督(以下敬称略):今回シアターセブンさんで、私の特集をしていただくことになりました。新作の「天から見れば」だけでなく、併映作品を一緒に観ていただければ、よりメッセージが強くなるのではと思います。この機会にぜひご覧になって下さい。「1/4の奇跡~本当のことだから~」は最初の監督作で、養護学級教員の山元さんを主人公に、子供たちとのふれあいを通して、生かされている意味や命の神秘を描いたものです。「SWITCH」の方は、ノーベル賞に一番近いといわれる村上和雄博士の軌跡と、実際に遺伝子がオンになった人の生き様を追ったものです。村上先生は眠っている遺伝子にスイッチが入ると、人は人間以上の力を発揮するということを提唱していて、私も日常生活の中で突然スイッチが入って、人生が変わった人として紹介されています。これは、最初監督を依頼されていたのに、途中で出演依頼に変わったものです。ある日電話がかかってきて、「謝りたいことがある」と切り出されたので、「あ、監督を下ろされるんや」と思ったら、出演して欲しいと言うものでした。20分ほどなので、全てではありませんが、私が突然目覚めて人生を変えた様子は、伝わっていると思います。これを観ていただくと、自分には無限の可能性があるのではないかと思えるはずです。

―入江監督は、主婦だったのに、突然映画監督になったと、何かで読みましたが、本当にそうなのですか?
入江:そうなんです。映画は好きで良く見ていましたが、映画監督になるなんて夢にも思っていませんでした。今でも不思議なくらいです。元々私は、アロマテラピーのプロを養成する学校の講師だったんです。そこの授業で13年間色々な思いを伝えてはいましたが、伝えられる人数に限りがある。ある時、どうしてもこれは伝えないといけないと思って、何も知らないのに映画を作り出すんですが、その時にもまだそこに所属していました。でも映画を作った結果、全国各地から講演に呼んでいただくようになり、それがもう千ヶ所にもなるのですが、忙しくなって元の仕事に戻れなくなりました。アロマセラピストから、突然映画監督になったようなもので、監督という肩書きがふさわしいかどうか、自分自身でも悩むところです。でも今は、頂いたと思って、使わせて頂いています。

―そんなお話を伺うと、映画以上に監督に興味が湧きますね。詳しいことは「SWITCH」を拝見するとして、「SWITCH」への導入になるようなお話を伺えますでしょうか。
入江:ある時、突然、私が幼い頃から苦しんできたことを子供たちに伝え、そんなことで苦しまないでと、伝えたいと思いました。私のように、この年齢になるまで苦しませたくなかったんです。たまたま伝える手段が映画だったので、気が付いたら映画監督になっていました。
―良いアプローチですね。最初に伝えたい思いがあって映画を作り、映画を通して伝えたい思いが広がっていくというのは理想です。
入江:「映画監督でこんなに映画を広げられる人はいない」と言って下さる人がいたんですが、私は映画監督が先じゃあなくて、映画に込めた思いを広める為に映画を作ったんで、広げるのは自然でした。周りから色々要望もあって、皆に背中を押されたようなものです。

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(c)ひとさじの砂糖ムーブメント

―でも、ドキュメンタリーならまだしも、新作の「天から見れば」には再現映像という、劇映画の部分がありますよね。映画作りの知識がないと大変では?
入江:あれは大変でした。脚本もどう書いていいか解からず、ぐちゃぐちゃで、形になってなくて。小林綾子さんから、「この脚本は入江富美子記念館に納めたいですね」と言われた位です。「でも込めた思いは伝わったので、出演させて頂きました」と言って下さいましたが。
―脚本はどれほどかけて作られたんですか?
入江:半年ほどですかねえ。たくさんのエピソードの何処の部分を再現するかから決めていかないといけないので、それも大変で。技術がないだけでなく、自分にできるのだろうかという不安と戦うのも大変でした。現実逃避したくなるんですよ。前に進まないので、途中で、撮影日を決めて自分を追い込んでいったんです。でも前日になってもまだ準備が出来てない。もう駄目だと思って、メールで「助けて~!」と言って集まってもらって。家に来ると、皆、これじゃあ出来ないよと、びっくりしていました。人にお願いできなくて、何でも自分で抱え込むタイプなんです。それぞれが、他の人が手伝ってるだろうと思っていたら、誰も手伝ってなかったと。そこからバタバタ進んでいきました。(聞き手:犬塚芳美)
                          (明日へ続く)

   この作品は十三シアターセブン(06-4862-7733)で上映
9月24日(土)~10月7日(金)11:00~ 
15:00~
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| | 2012年05月13日(Sun)02:55 [EDIT]


 

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