太秦からの映画便り

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映写室 「百合子 ダスヴィダーニヤ」上映案内

映写室 「百合子 ダスヴィダーニヤ」上映案内 
  ―湯浅芳子と宮本百合子の出会いを描いた、浜野佐知監督の新作―

 「第七官界彷徨―尾崎翠を探して」、「こほろぎ嬢」や「百合祭」で知られる、浜野佐知監督の新作が公開になります。スポットが当たるのは、大正時代に、恋とも友情とも言える深みで、魂と魂をぶつけ合って、高みに上っていった二人の女性の出会いの日々。女性として始めて公費でロシアに留学し、後にロシア文学者として大成した湯浅芳子と、17歳という若さで「貧しき人々の群れ」を発表し、天才少女と騒がれ、後に日本共産党の書記長になる宮本顕治と結婚し、戦後プロレタリア文学の旗手として活躍した中條(後に宮本)百合子の、お互いの気持ちを探るような情熱的な出会いの時を描いたものです。

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(10月19日 大阪にて)

<二人はこの後7年間を>共に暮らしますが、後に百合子は宮本のもとに去って行く。芳子にとっては百合子は、閉じ込めようとした心の鍵を開けられた喜びと同時に「愛した女たちはみんな男のもとへ去っていく」という苦い思いを突きつけられた出会いでもありました。それでも生涯芳子の心を離れなかった百合子。若き日の知られざる愛と別れが、浜野監督の手で愛を込めてみずみずしく描かれます。

 <監督は>、沢部ひとみさんの「百合子 ダスヴィダーニヤ」を読んで感動し、10数年前から映画化を模索し続けました。「二つの庭」、「道標」と、百合子の側から否定的に歪めて書かれながら、沈黙を貫いた芳子。晩年の芳子に密着し書き上げられた「百合子 ダスヴィダーニヤ」は、芳子の側から見た二人の真実でした。スカートをはいた侍と言われ、あの時代に「女を愛する女」を公言して生きた湯浅芳子は、「自分らしく生きることは、孤独であること」と覚悟を決め、自由を手に入れる為孤独を引き受け、潔く生き抜きぬいた人。監督は芳子の潔さに感銘し、二人の恋を世に出したいとおもったのです。多くの女性の支援の元、今回の映画化に漕ぎ着けました。時代間のある風景のもと、大正時代のロマンティックな衣装を纏った女性たちの織り成す、濃厚な物語が展開します。(犬塚芳美)    <インタビュー詳細は明日>

第七芸術劇場06-6302-2073)にて上映
  10月29日(土)~11月4日(金)  12:25~ 、18:40~
  11月5日(土)~11月11日(金)  10:10~、 15:45~
 
 10月29日(土)と10月30日(日)は全回、浜野監督舞台挨拶予定
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