太秦からの映画便り

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映写室 「アース」上映案内

映写室 「アース」上映案内 
  ―ドキュメンタリーで捉える46億歳の地球の命と悲鳴― 


 <この作品の主役は、私たちの住む46億歳の地球>だ。写るのはその地球の豊かさで、生物の生きられる北限から南までの未曾有の景観が、地球の丸みをしっかり見れる上空に、山あり谷ありの地上、果ては海の底までと臨場感たっぷりに迫って来る。
earth-m.jpg

(C) BBC WORLDWIDE 2007

 <案内するのは、そこに棲み食べ物を求めて移動する>動物たちで、地球は私たちの想像を超えて変化に富み、かつ神秘的で、多くの生物が生存していることに気付かされる。圧倒的な迫力に、人間なんて地球の片隅に生きる、この中の一つの動物に過ぎないと思い知らされた。


 <アラステア・フォザ―ギル監督は>この作品を「これまでカメラに収められたことのない、地球上で最も美しいものを目にする、これが最後のチャンスである」と断言するが、大ヒットした海洋ドキュメンタリー「ディープ・ブルー」のスタッフが結集し、5年の歳月をかけて全世界の200ヶ所以上にロケし、あらゆるハイテク機材を使い、史上最大の壮大な映像プロジェクトで、普通では決して見れない、私たちの住むこの星の今の姿を捉えている。生きる為の種族間の争い等、どうやって撮影したのだろうと、息を呑み目を見張る映像の数々だけれど、この作品にC.Gはまったく使われていない。ただ撮影したフィルムを、時にゆっくり、時に実際の数千倍のスピードで回しとアレンジして、時の移ろいや決定的瞬間をドラマティックに見せている。其処に被さるベルリン・フィルの音楽が、より盛り上げる志向だ。

earth-s.jpg

 <悲しい事に素顔の地球を追えば>、浮かび上がるのは、温暖化で悲鳴を上げている動物の姿だった。春が来て雪の中から這い出した真っ白い熊の親子は、生きる為に食べ物を探すが、急がなくては氷が解ける。この時間が年々短くなっているのだ。北極の氷原とそれが緩んだ広い海。氷に乗って流されていくホッキョクグマやそれから逃れるアザラシ。体が寒さに耐えるような仕組みのホッキョクグマは、逆に温かさに弱く、温暖化の今絶滅の危機にあるらしい。
 <そんな危機は南にもあって>、じりじりと焼ける砂漠を水を求めて黙々と移動するアフリカ像の群れと、小さな水溜りに集まる、砂漠に住むありとあらゆる動物たちの生存をかけた争い。ライオンもライオンに襲われる動物たちも、もうそこに棲み分ける余力はなかった。気候の歪みがあちらこちらで生態系を狂わしている。


 <昨秋の日本は異常に暖かかった> 紅葉の見頃は京都ではもう師走だったし、四国では真冬に向日葵が咲いている。そんな気候の変動を地球規模で見ると、前代未聞の大洪水で家を押し流された地方があるかと思えば、干ばつで草木が枯れてしまい飲み水にも困る所もあった。悲鳴を上げているのは動物だけでなく人間も一緒で、温暖化が頻繁に言われるけれど、あちこちで具体的な被害が出ている。さあ、「アース」はこれからどうなるのか、この星の生物はこれからも生きられるのか。大きなスクリーンで、地球の圧倒的な鼓動を体感しながら、まだ間に合うかもしれないその悲鳴に耳を傾けて、何かを考えたい作品です。


(注釈)日本語版のナレーターは、渡辺謙さん。あまり映画を観ない方なら吹き替え版も選択肢ですが、私には少し煩かった。映像に力があるので字幕を見なくても十分理解できるし、個人的には字幕版をお勧めします。

   1月12日(土)より全国でロードショー
  日本語公式ホームページhttp://earth.gyao.jp/
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コメント


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先週の三連休に子どもたちと!・・・と思い近くの映画館の上映時間を調べたら、残念ながら、吹き替えのみの上映でした。

中学生以下は500円で鑑賞できるそうです。
観て欲しいという気持ちが伝わってくるような気がします。
一緒に観て、感想を話し合うのが楽しみです。
 

 kimico | URL | 2008年01月19日(Sat)11:04 [EDIT]


そうなのです。こんな事を書いたのに、ほとんどの上映が、吹き替え版のようですね。やっぱり子供たちに観て欲しいのでしょう。夫も諦めて其方の方を観ました。
感想は私と同じですが、でも字幕版がないなら、吹き替え版でも観てたほうがいいとは思います。温暖化もあり、貴重な映像は、本当にもう観れないかも。

犬塚 | URL | 2008年01月20日(Sun)00:57 [EDIT]


観てきました!

うちに遊びに来ていた息子の友だちもみ~んな連れて、出かけてきました。
ほぼ満席で、1時間近く前に行ったにもかかわらず隅っこのほうで鑑賞しました。

23.5度傾いていることで得た理想的なはずだった地球で、命を育んでいくことが難しくなっている。
間に合ったのかな?私たち。

小学校1年生の子は渡辺謙さんの言葉をしっかり聞いており、しょっちゅう質問されてしまいました。意味はわかりにくかったみたいで・・・。
「ぞう・・・って泳げるんや!」と驚いてもいました。オーロラの美しさも心を奪われたようで「どこで見られるの~?」と。

 kimico | URL | 2008年01月20日(Sun)20:21 [EDIT]


まるで課外授業ですね。子供達の喜ぶ様子がめに浮かぶようです。やっぱその年齢なら吹き替え版ですね。しかも隅っこならそれで正解でした。私は今でもあの変な鳥達の求愛のダンスが忘れられなくて。像の大きさも何か改めて感じました。
あまりにも単純で恥ずかしいのですが、事情により自分のブログも創って記事を残そうと思ったのが、丁度「アース」の試写会の後。で、あの象さんのイメージが強烈で、雛形にこれを選んだと言う訳です。(それらを無意識にしていて後で気付いたんだけど)

犬塚 | URL | 2008年01月20日(Sun)21:52 [EDIT]


 

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