太秦からの映画便り

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映写室「アメリカばんざい crazy as usual~クレージーってか?それが戦争さ!」上映案内

映写室「アメリカばんざい crazy as usual~クレージーってか?それが戦争さ!」上映案内  
   ―本物のブートキャンプと戦争の実態― 

 中国のチベットやウイグル問題、オリンピックの最中をぬったようなグルジアでの争いと、新たな世界の火種に報道の主体が移っていますが、他の地でも戦いが終わったわけではありません。イラク開戦から5年、今なお死傷者が増え続け、それを補うように戦場へ兵士が送られ続けています。他にもアフガニスタン、コソボとアメリカが軍事介入している紛争は多い。かって日本は「天皇陛下ばんざい」と叫び、ドイツは「ハイル・ヒットラー」と叫んで若者を戦場に送りました。アメリカは今なお「アメリカばんざい」と叫んで世界中の戦場へ若者を送り出しているのです。昨年ブームになったのはダイエットの為の「ビリーズ・ブートキャンプ」だったけれど、このドキュメンタリーが伝えるのは本物のブートキャンプのお話。

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(c)2008森の映画社

 <この作品は、新兵を生み出し続ける>ブートキャンプと帰還兵に焦点を当て、現代の戦争実態をリアルに描いていきます。彼らを送り出す家族の苦悩をとらえているのも特徴で、戦地から命からがらアメリカに還って来た若者が、その後をどんな風に生きるかを追えば厳しい現実に目を覆うでしょう。こんな政治にどうしてもっと怒らないのか。アメリカ全人口の100人に一人、350万人がホームレスと言われ、男性ホームレスの3人に一人が元兵士という「戦争が人生を狂わせた」現実を映して、この国の病理を浮かび上がらせています。
 <兵役に付けば奨学金が免除になると>、借金に拘束されない未来の為に貧しい家庭の若者が戦場に出かける映画をどれほど観たでしょう。でもこのドキュメンタリーを観るとそれすらも嘘なのが解る。戦場はまさに地獄絵、あの凄まじさの中では大抵の者が精神を狂わせる。戦死、PTSD、アルコール依存、薬物中毒、貧困、失業、揚句の果てのホームレス、家庭崩壊、社会からの離脱、やっと帰還したところで彼らを待っているのは厳しい暮らし。本人だけでなく彼らの家族もまた人生を狂わせてしまう。他所の国を守るという大義名分の下、自国民の未来すらも奪っている軍事大国アメリカの負の部分が、色々な角度から映っています。(犬塚芳美)

  この作品は、第七藝術劇場にて上映中。    
      時間は、  8/16(土)~8/22(金)12:35
             8/23(土)~9/5(金)10:30
             9/6(土)~9/12(金)18:30


※<ちょっとディープに> 
 日本人で始めてブートキャンプの取材に成功し、この作品を作ったのは藤本幸久監督。前作「Marines Go Home」で、沖縄(辺野古)、韓国(梅香里)、北海道(矢臼別)の米軍基地で、演習や作戦を展開するアメリカ軍を取材した際、若いアメリカ兵の多様性を見て、「彼らはどこから来たのか?何故兵士になった?」と疑問を持ち、この映画を思いつく。しかしこの地では接触できず、計7回の渡米で、この作品を完成した。
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映写室「アメリカばんざいcrazy as usual~クレージーってか?それが戦争さ!」上映案内:犬塚芳美

     ―本物のブートキャンプ―  中国のチベットやウイグル問題、オリンピックの最中をぬったようなグルジアでの争いと、新たな世界の火種に報...
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journalist-net | 2008年08月20日(Wed) 06:42


 
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